京都八坂女紅場財団法人寄付行為並ニ処務細則 きょうとやさかにょこうばざいだんほうじんきふこういならびにしょむさいそく
一冊、明治35(1902)年(京都府立総合資料館所蔵)
「寄附行為」とは財団法人の根本規則を示した規約書を指す。明治33年(1900)年、祇園新地甲部貸座敷組合は民法第239条の実施にともない、「組合の普通婦女及芸娼妓の生活に必要なる技芸」を授け、就業を進めることを目的として内務大臣に設立申請を行った。この申請は2年後に認可され京都八坂女紅場財団法人が設立された。この組織は昭和26年(1951)年に学校法人八坂女紅場学園に再編され、現存している。