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- 島原太夫道中乾板写真群 しまばらたゆうどうちゅうかんぱんしゃしんぐん
- 三十四枚、昭和4(1929)年・昭和5(1930)年、ガラス乾板
- 島原の太夫道中を記録した乾板写真である。太夫達はみな豪奢な櫛や花かんざし髪に差し、絢爛豪華な打掛をまとい、帯は前で「心」の文字に結んでいる。道中のときは、黒塗りの三枚歯の下駄を素足に履き、両側に禿と長柄の傘持ちの男性を従えて、内八文字で練り歩いた。写真群には、典型的な道中の写真に加え、髪形を記録したと思われる太夫の後ろ姿や、室内で芸事をたしなむ太夫、グループでの写真なども収められており、大変興味深い。