本展覧会は、立命館大学アート・リサーチセンターに所蔵されている宗教関係資料のなかから、密教修法における加持祈祷や占いに関するものを中心に選び、展示いたしました。
加持祈祷や占いといえば儀礼的行為が真っ先に思い浮かびますが、これらはテキストの方法に従って行われたり、行為によってテキストが新しく作られました。したがって展示では、修法の本尊や修行者が使用したテキストを集め、目で知る密教修法の世界を提示しおります。
通常の展覧会ではあまり目にすることのない資料も多くありますが、中世的世界に身をおいた人びとの信仰の一端をご鑑賞ください。
企画: 文部科学省グローバルOEプログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学) 京都文化研究班 松本研究室