駿牛図
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しゅんぎゅうのず
画題
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解説
東洋画題綜覧
鎌倉の頃、牛車に用ひた名誉の駿牛を列挙した絵詞である、当時駿馬を愛するが如く駿牛をも賞したのであつて、これを写生して絵にすることは漢画の馬の図と同様とも解せられ、歌仙絵や肖像画絵巻の影響もあつて、この種のものを牛馬のにせ絵とも呼んだ。もと一巻であつたが明治初年一図づゝ截断せられて所在明ならぬものが多く、その一は帝室博物館蔵となつてゐる。 (絵巻物小釈)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)