海鼠

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なまこ


画題

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解説

東洋画題綜覧

海鼠は棘皮動物中の海鼠類に属し、日本には近海到る処に棲息す、だが静かで澄んでゐる海でないと棲息しない、滑らかな胴体に菊の花のやうな部分がある、その中央が口で花弁に当るところが触手、腹部には無数の管足があり、背の肬を肬足と称へる、此の動物は神代の頃から知られ既に『古事記』にその名が見へ、料理用として珍重せられ、稀に俳画に画かれる。

渡辺崋山にその作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)