麝香猫
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じゃこうねこ
画題
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解説
画題辞典
麝香猫は印度辺に棲む小獣にてその形は猫に似て頭は狐に類す、陰部には麝香の氣ありといはる、支那にく古くより絵にせらる、名品も多い。
伝徽宗皇帝筆(水戸徳川家旧蔵)、
小栗宗丹筆(下村観山氏所蔵〕
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
印度熱帯地方に産する小形の動物で鼬又猫に似てゐる普通猫の種類としてゐるが、正しくは麝香猫科に属すといふ、麝香の如き香を発するより、古来霊猫として描かるゝもの多い。
狩野元信筆 京都大徳寺蔵
宣宗皇帝筆 川崎男爵家蔵
徽宗皇帝筆 紀州徳川家旧蔵
毛益筆 酒井伯爵家旧蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)