菅原寺

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すがわらでら


画題

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解説

東洋画題綜覧

大和国生駒郡都跡村にある、霊亀年中行基菩薩の創建する寺といふ、聖武天皇これに喜光寺の勅額を賜ふ、爾来喜光寺とも呼ぶ、行基の入寂したのは実に比の寺の東南院であつたといふ、『新勅撰集』及『続後撰集』に行基の遺詠を載せてゐる。曰く。

法の月久しくもかなと思へども小夜ふけにけり光かくしつ

かりそめの宿かる我そ今更にものなおもひそほとけとぞなれ。

今は全く荒廃して、唯堂宇をのみ遺してゐるのであるが、大和名所の一つとして時々画かれてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)