自然居士

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じねんこじ


画題

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解説

東洋画題綜覧

和泉国日根郡自然田村の人、法相の学を修めのち、禅宗に入り、南禅寺の大明国師に師事し、東山雲居寺に住した、頭を剃らず、法衣を著せず、時に或は袈裟を纒うて高座に登り、或はを撃ち扇を取つて舞ふ、蓋し仏道を説いて衆生を帰依せしめやうとする方便である、その自然田村に生れたので自然といひ、僧侶でなく法を説くので居士と称したのである、東岸居士はその弟子であり。謡曲『自然居士』はこれを作つたものである。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)