祖師問答

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そしもんどう


画題

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解説

画題辞典

達磨の印度より支那に渡り梁武帝に謁し問答数回せるをいふ、即ち武帝達磨に対して曰く「朕寺を起し僧を度す何の功徳かある」、達磨曰く「無功徳」、帝更に問ふ「聖諦第一義」、磨云く「廓然無聖」、帝云く「朕に対するものは誰ぞ」、磨云く「識らず」、逹磨遂に帝が仏教を信奉するも未だ真諦第一義に徹せざるを知り、払袖して魏に去る、委しくは「達磨」の条を見るベし、

祖師問答を描きたるもの、宋に因陀羅の作あり、我に狩野山雪の筆あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

だるま「達磨」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


達磨印度より支那に渡り、梁武帝と問答し、武帝の語るに足らざるを知り、『廓然無聖』と謂ひ捨てゝ去る、問答は別項達磨の項『伝灯録』文中にある。

これを画いた作、近く島田墨仙筆『廓然無聖』(第十二回帝展出品)がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)