白鷴

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はっかん


画題

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解説

東洋画題綜覧

白鷴は雉科に属する美しい鳥で、俗に白雉と称せられてゐる、支那の南部に産し毛色の美しい処から飼ひ鳥として世界的に知られて居り、種類には縞白鷴、深山白鷴、紫紺白鷴、薄墨白鷴などあり閑容として五客の一に数へられてゐる。日本に渡来したのは明暦、寛文の頃かといふ。古来花鳥画の画材として画かるゝもの枚挙に遑もない。最近の作例挙げる。

荒木十畝筆  『華蔭鳥語』  秋野光広氏蔵

小室翠雲筆  『初夏新霽』  昭和九年尚美展出品

小杉放庵筆  『春苑』    同年個展出品

池上秀畝筆  『一色の春』  十八公会展出品

五島耕畝筆  『後苑遊禽』  第十二回帝展出品

喜多川玲明筆 『白鷴』    第八回帝展出品

永田春水筆  『薫園麗日』  第十回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)