獅子比丘尊者

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ししびくそんじゃ


画題

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解説

画題辞典

尊者、姓は婆羅門、仏法を得てより四方に遊び、化導にカむ、年老いて後、法嗣を求めしに、会々或長者の一童子を伴ひ来るものあり、曰く「此児生れながらにして左手を握りて開かず、願くば宿因を聞かん」と、尊者即ち「予が珠を還すべし」といいしに、童子遽に手を開き、珠を長者に奉りたりという、長者感じて、之を出家せしめ、尊者の嗣となす、斯多即ち是れなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)