猿猴

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えんこう


画題

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解説

画題辞典

猿猴は「さる」なり、獣類ながら状㒵人に似て能く坐り能く立ち、四肢は皆手にてつかみにぎるに便あり。深山に棲めるものながら又人里に出て或は人に畜はる。滑稽にして面白味のある動物とて古来極めて多く画材に上る。

默庵筆猿猴(秋元子爵所蔵)、顔輝筆猿猴(秋元子爵所蔵)、牧溪筆岸樹遊猿、横披東山名物(酒井伯爵所蔵)、牧溪筆観音鶴猿三幅対国宝(京都大徳寺所蔵)、紙本墨画遊猿図襖貼付四面国宝(京都聚光院所蔵)、長谷川等伯筆猿猴竹林図六曲屏風(京都相国寺所蔵)。此頃にては狙仙猿を得意として知らる。

(『画題辞典』斎藤隆三)