大梵天王

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だいぼんてんのう


画題

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解説

画題辞典

仏教に色界初禅天の主にして、又三界の主也、色界大梵天中の高楼閣中に住す、淫欲を離れ清浄なる王なり、故に又清浄天ともいう。其像は女身にして蠶衣を着け、手に柄香爐を執る。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

色界初禅天に三天あり、第一重を梵衆天第二重を梵輔天、第二重を大梵天といふ。大梵天は即ち初禅天の第一位の主君で梵輔天はその輔佐の臣梵衆天はその臣庶である、梵は清浄の義で此初禅天以上にあつては、淫欲更に起らぬので、清浄世界を梵天と名づける。この大梵天の宮城に住する大梵王は高麗の宝台に坐し、珠飾微妙の棲閣に居る。  (仏教辞林)

大梵天王の形相は女身で蚕衣をつけ手に柄香炉を持つ、古来起請文には清浄潔白の意を表はすを以て此の像を載せる。

伝澄賀筆  小泉三申翁旧蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)