上帝戯臣
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じょうていぎしん
画題
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解説
東洋画題綜覧
支那の仙人邢和璞の所へ、身長五尺その半身が首である異人が現はれ、和璞と問答する中、会々門人の崔曙が庭を過ぐるを見て、泰山老師ではないかと戯はれる、和璞これを上帝戯臣といふ。その故事は、『列仙伝』第五、邢和璞の条にある。
和璞廬終南、学道者多依之、時崔曙与其為友、恭事左右、一日謂弟子曰、旦夕有異客来、子等為予設具、且戒曰謹毋窺伺、翌日果一人至、身長五尺闊三尺、首居其半、衣緋執笏、鼓髯大笑、吻角侵耳作劇談、多非人間語、崔曙趨而過庭、客熟々視謂和璞曰、此非泰山老師乎、曰然、食畢而去、和璞謂曙曰、此上帝戯臣也、言泰山老師子復能省乎、曙曰向聞先生言某泰山老師後身、然前身不得記也、和璞後不知所之。
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）