一字金輪仏

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いちじこんりんぶつ


画題

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解説

画題辞典

真言密教の秘仏にして、勃嚕唵の一字を真言となして金輪を持せる仏陀尊なり。諸尊に勝れて其徳広大無辺なりという。釈迦金輪、大日金輪の二種あり、釈迦金輪は螺髪形にして、大日金輪は五智の宝冠を戴く、手に智拳の印を結ベるは共に同様である。

彫像にては陸中中尊寺のもの世に名高し、

画像にては九鬼男爵所蔵、原富太郎氏所蔵、団琢磨氏所蔵のものなど世に知らる。

(『画題辞典』斎藤隆三)