観経曼荼羅
かんぎょうまんだら
画題
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解説
東洋画題綜覧
正しくは観無量寿経曼荼羅といふ。浄土曼荼羅の一種である。阿闍世太子のために逆遇せられたる韋提希夫人の請により、釈尊、摩訶陀国、王舎城の王宮に説かれたるもの、内容は阿弥陀仏の極楽浄土に往生する方法として、定、散の二善、三福、十六観を説き、最後に一経の要旨たる阿弥陀の仏号を阿難に付属せり。 (仏教辞林)
これが国宝に指定されたものに左の作がある。
伝源信筆 京都知恩院蔵
筆者不明 『観経変相曼荼羅』 越前西福寺蔵
伝恵心僧都筆 近江西教寺蔵
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)