伽羅枕
きゃらまくら
画題
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解説
東洋画題綜覧
伽羅は香木の名、精しくは黒沈香木のこと香道では六香木の一とせらる、伽羅の香を賞美すること盛な時には、賞美といふ詞の代りにも用ひられた、此の伽羅を枕の中に炷きこめたものを伽羅枕といふ、木枕の上に透しがあり、引出しがあつて、其内に香炉を入れ、伽羅を炷くやうに作り、眠りながらその香を聞くやうになつてゐる。
初期浮世絵にはこれを題としたもの多く、菱川師宣には有名なる絵本『伽羅枕』がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
きゃらまくら
伽羅は香木の名、精しくは黒沈香木のこと香道では六香木の一とせらる、伽羅の香を賞美すること盛な時には、賞美といふ詞の代りにも用ひられた、此の伽羅を枕の中に炷きこめたものを伽羅枕といふ、木枕の上に透しがあり、引出しがあつて、其内に香炉を入れ、伽羅を炷くやうに作り、眠りながらその香を聞くやうになつてゐる。
初期浮世絵にはこれを題としたもの多く、菱川師宣には有名なる絵本『伽羅枕』がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)