韋応物

いおうぶつ

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画題

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東洋画題綜覧

韋応物、唐代の大詩人、その詩、唐詩選に出づ、潔癖を以て聞え常に香を焚き地を払つて座したといふ、家集に『韋蘇州集』がある。

応物京兆人也、尚侠初以三衛即事玄宗、及崩始悔折節読書、為性高潔鮮食寡欲、所居必焚香、掃地而坐、冥心象外天宝時扈従遊幸永泰中任洛陽丞、貞元初出為蘇州刺史。　　（才子伝）

　　　　　聞雁

故園渺何処、帰思方悠哉、淮南秋雨夜、高斉聞雁来。

韋応物を画いたものに左の作がある。

安田靫彦筆　　『聞雁』　　東西大家小品展

（『東洋画題綜覧』金井紫雲）