時雨
しぐれ
画題
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解説
東洋画題綜覧
『しぐれ』の『し』は風雨のこと、『くれ』は暮、『しぐれ』とは『しぐれの雨』の略、秋冬の際に且つ降り且つ晴るゝ小雨のこと、霂、液雨、
神無月降りみ降らずみ定めなき時雨ぞ冬の初めなりける (後撰集)
小夜時雨、片時雨、蝉時雨、あまのしぐれ、落るしぐれなど類語が多い。
本田天城筆 『しぐれ』 第一回文展出品
木島桜谷筆 『しぐれ』 第一回文展出品
川合玉堂筆 『片時雨』 第一回文展出品
佐野五風筆 『時雨』 第七回帝展出品
上田万秋筆 『北山しぐれ』 第十一回文展出品
下村観山筆 『しぐれ』 淡交会展出品
其他極めて多い。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)