竹林精舎
ちくりんしょうじゃ
画題
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解説
東洋画題綜覧
竹林精舎、また竹園ともいふ、天竺王舎城にある、地、平坦にして閑静、最も仏道を講行するに適するので、釈尊在世の時頻婆沙羅王が仏のために創設した精舎で、印度五精舎の一、後世これに擬称した同名の寺が多く、支那の五台、金陵の広洲に竹林寺あり、我が比叡山に竹林房がある。其他竹林院を以て称するものも数多ある。 (仏教辞林)
此の竹林精舎に仏法を聴くを竹林聴法といふ、荒井寛方にその作がある。(第五回文展出品)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)