住吉御田植
すみよしおたうえ
画題
画像(Open)
解説
東洋画題綜覧
住吉明神には毎年六月十四日(陰暦五月廿八日)を以て御田植の神事がある、其の儀、初め社殿にて式事奉奏をなし終つて宮司以下神人、風流武者、八乙女、植女、稚児等御田代の式場に向ふ、到着の後、植女神前に供へた苗を持ち苗受取所に到り下植女に渡し拝観席に入る、是に於て風流行事あり、次に八乙女の田舞あり緋襷をなし銀扇の上に花菖蒲を載せたのを頂き、緋の紐で結ぶ、田舞を終ると紅白両軍の棒打ち戦があり、是にて式を終る。 (俳諧歳時記)
これを画くものに左の作がある。
生田花朝筆 『住吉大社御田植』 第九回帝展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)