劉伯倫
りうはくりん
画題
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解説
画題辞典
劉伯倫は晋人、名は伶、字は伯倫、常に鹿車に乗りて行く、武帝に仕へて建武参軍となる、その作る所酒徳頌ほ最も世に知らるゝ所なり,性最も酒を嗜み、一度克く一斛五斗を傾く、嘗つて一壺酒を携へ、従者をして鍤を荷うて之に随はしめて行く、而して曰く我れ死せば便ち我を埋め、形体を失ふこと此くの如くなるべしと、後竹林の友となりて終る。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
劉伯倫、名は伶、晋の時代沛国の人、容貌甚だ陋く情を放にし志を肆にし、常に宇宙を納れ万物を斉ふすると以て心とし、妄りに交遊せず、阮籍、嵆康と合ひ、遇へば欣然として神解け酒を嗜んで嘗て酒徳頌を著す、東晋に仕へて建威参軍となつた。 (漢土諸家人物志)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)