鳩
はと
画題
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解説
画題辞典
鳩は容委優雅なる小禽とて古来図せらるゝ所多し。山鳩、家鳩、珠数かけ鳩、長生鳩などあり。
宋徽宗皇帝筆(井上侯爵所蔵)
は桃花に山鳩を図したるものにして夙に東山御物として名あり。古画備考には鹿島氏所蔵として伝はる。已に狩野探幽の摸本等もあり。美術史上に最も名高きものなり。之に績いては
牧渓筆双鳩(浅野侯爵所蔵)
牧渓筆(朝吹常吉氏所蔵)
雲舟筆(井上侯爵所蔵)
等あり。松花堂の画く所亦知らる。近代各家の作は極めて多し。
(『画題辞典』斎藤隆三)