二十日草
はつかそう
画題
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解説
画題辞典
二十日草に牡丹の異名なり。古く白楽天が詩に
花開花落二十日、 一城之人皆如狂、
又開自前太政大臣の和歌に
咲きしより散りはつるまで見し程に花のもとにて二十日経にけり
などあるに起る。
(『画題辞典』斎藤隆三)
はつさう(八草)菖蒲、艾葉、若茨、荷葉、蒼耳、忍冬、馬鞭草、蘩蔞
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
ぼたん「牡丹」の異名、ぼたん「牡丹」を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
牡丹の異名で、白楽天の牡丹の詩中に、『花開花落二十日、一城之人皆如狂』から出たもので、これを和歌に詠じたのが『詞花集』に
咲きしより散りはつるまで見しほどに花のもとにて二十日経にけり 太皇后大夫宮肥後
これより和様の画題を牡丹に附する時『はつかぐさ』と題するものが多い。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)