瀬をはやミ岩にせかるゝたき川のわれてもすゑにあハむとそおもふ

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総合

瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ

崇徳院

題知らず

詞花集・巻七・恋上・229


久安百首の折に読まれた歌。原作では「ゆきなやみ岩にせかるる谷川のわれても末にあはんとぞ思ふ」であったが、後に改作されたものと考えられている。 この歌では、障害のために分かれなければいけないな中で、必ず再会しようと決意する恋心を、岩に妨げられる川瀬の流れに託して読んでいる。