五福祥集
ごふくしょうしゅう
画題
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解説
画題辞典
五個の蝙蝙の飛交ふさまを図したるを五福祥集という。蝠の音の福に通ずるよりせるものにして亦瑞祥を祝するものなり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
蝙蝠五匹を画いてかく題す、支那画には殊に多く描かれる吉祥画題である。
書経周書洪範に云ふ、九五福、一曰寿、二曰富、三曰康寧、四曰攸好徳、五曰考終命とあり、これによりて五福の図を作れり、福の音、蝠にて蝙蝠のことなれば、蝙蝠を画きて福の義にとれり、五福祥集の図といへり、又五福翔集とも書けり、人物は何も義なし、取合せものなり。 (名数画譜)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
蝙蝠五疋の飛翔するところを画く、蝠の字音、福に通ずるより、目出度い画題として撰まる。『名数画譜』に曰く
書経周書洪範に云ふ、九五福、一曰寿、二日富、三日康寧、四日攸好徳、五日考終命とあり、これによりて五福の図を作れり、福の音、蝠にて蝙蝠のことなれば、蝙蝠を画きて福の儀にとれり、五福祥集の図といへり、又、五福翔集とも書けり、人物は何も儀なし、取合せものなり。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)