春鴬囀
しゅんのうでん
画題
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解説
東洋画題綜覧
唐楽の名、壱越調で唐の太宗の作といふ、唐朝立皇太子の時、東宮殿で此の曲を奏すれば、必ず鴬が来て百囀をなすといひ、或は唐の高宗楽工自明達に命じ、鴬の声を摸して作らしめたものともいふ、六人立又は四人立の舞楽で、答舞には新烏蘇又は古烏蘇の曲を用ふ、昔、仁明天皇の承和十二年春二月、尾張浜主、竜尾道上で舞ふたのが此の曲であつたといふ、時に浜主、年、百十三歳であつたと。大和絵に画かる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
しゅんのうでん
唐楽の名、壱越調で唐の太宗の作といふ、唐朝立皇太子の時、東宮殿で此の曲を奏すれば、必ず鴬が来て百囀をなすといひ、或は唐の高宗楽工自明達に命じ、鴬の声を摸して作らしめたものともいふ、六人立又は四人立の舞楽で、答舞には新烏蘇又は古烏蘇の曲を用ふ、昔、仁明天皇の承和十二年春二月、尾張浜主、竜尾道上で舞ふたのが此の曲であつたといふ、時に浜主、年、百十三歳であつたと。大和絵に画かる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)