杜審言
としんげん
画題
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解説
東洋画題綜覧
唐代の詩人、字は必簡、襄陽の人、進士に擢でられ隰城の尉と為る、才高きを恃み世に傲つて悪まる、嘗て人に語つて曰く、吾が文章必らず屈宋を得て衙官と作し、吾が筆王羲之を得て北面せしむベしと、武后之を用ひんとして間うて曰く、卿喜ぶや否やと審言辞謝す、神竜の初め張易之に交通するに坐して蜂州に流され、又入つて修文館の直学士となつた、集十巻あり、その詩は『唐詩選』に収められてゐる。 (唐詩選作者略伝)
渡湘江 杜審言
遅日園林悲昔遊、今春花鳥作辺愁、独憐京国人南竄、下似湘江水北流。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)