黄昏
たそがれ
画題
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解説
東洋画題綜覧
夕暮のこと、誰そかれかと見分難いことから夕方のことをいふ、たそがれ時の略、又黄昏は淮南子天文訓に
至于虞淵是謂黄昏、至于蒙谷是謂定昏。
と林和靖の詩中には『疎影横斜水清浅、暗香浮動月黄昏』の句がある。
よりてこそそれかとも見めたそがれにほのほの見ゆる花の夕顔 (源氏物語)
黄昏の題に依つて画かれたものに、近く左の作がある。
荒木十畝筆 『黄昏』 第一回帝展出品
森月城筆 『黄昏』 第七回帝展出品
原田西湖筆 『たそがれ』 第八回文展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)