東照権現
とうしょうごんげん
画題
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解説
画題辞典
徳川家康の謚号なり、家康の事跡徳川家康の条参照すべし。東照権現画像として知られたるもの
下野国日光山輪王寺所蔵に三代将軍家光が夢想によりて画かれたる七種七幀の着色像あり、国宝なり、最も真を伝へたるものと称せらる、其他には東京寛永寺所蔵狩野探幽筆天海僧正対坐図、上野館林善導寺所蔵画像等を初めとして世に伝はる東照権現画像甚だ多し。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
徳川家康の諡号、元和二年久能山東照宮成るや、朝廷、国主徳川頼将を以て正一位を追贈せられ東照大権現と称せしめらる、これに依り家康の画像に東照権現と題するもの間々見るところである。上野東叡山寛永寺蔵、探幽筆家康天海僧正対坐の図の如き蓋し之が好適の例である。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)