長浜曳山まつり
ながはまひきやままつり
総合
歌舞伎
場所
- 滋賀県長浜市 長濱八幡宮
日時
- 四月十三日~十六日
プログラム
2010年
- 常磐山(呉服町組)天満宮菜種御供 時平の七笑い
【振 付】 嵐 孝宏 【太 夫】 竹本 龍一 【三味線】 豊澤 翁賀
- 萬歳楼(瀬田町組)男の花道
【振 付】 市川 団四郎 【太 夫】 竹本 三桝太夫 【三味線】 豊澤 浩樹
- 孔雀山(神戸町組)仮名手本忠臣蔵七段目 一力茶屋の場
【振 付】 千川 貴楽 【太 夫】 竹本 団勇 【三味線】 豊澤 龍三
- 翁山(伊部町組)双蝶々曲輪日記 八幡の里引窓の場
【振 付】 岩井 小紫 【太 夫】 竹本 甚太夫 【三味線】 豊澤 賀祝
由来
天正のはじめ、秀吉の羽柴筑前守時代、長浜の城主であったとき、男子の誕生を祝って、砂金が下賜されたのを基に、町民が十二台の山車をつくって城下を曳き廻ったのにはじまるのだとしている。 近江猿楽の根拠地でもあり、子供歌舞伎の前は猿楽が行われていた可能性がある。 ⇒天保の改革時、歌舞伎が禁止されかわりに猿楽を出した。
特徴
- 寛延期の台帳がある。
- 明和六年かの演目の記録が現存。
- 江戸時代は旧九月十五日、新暦十月十五日の秋祭り。四月になったのは日清戦争以降。
- 大正十一年以後は毎年半分の六組づつ、昭和二十九年からは四組づつ交替に演じている。
曳山
- 全部で十三基。長刀山(小舟町組)、春日山(本町組)、諫鼓山(御堂前組)、月宮殿(田村組)、青海山(北町組)、高砂山(宮町組)、翁山(伊部町組)、鳳凰山(祝町組)、常磐山(呉服町組)、寿山(大手町組)、猩々丸(舟町組)
、万歳楼(瀬田町組)、孔雀山(神戸町組)
- 舞台、楽屋、亭(ちん)の三つの部分から成る。参考図
- 前部が舞台、奥が楽屋、楽屋の上が亭。
- 舞台は四畳半、その上に敷き舞台が二枚、おくに一畳くらいの二重舞台。
- 正面は三本の舞台障子がはまる。四本目の下手の一枚分が出入り口で臆病口といわれる。臆病口には豪華な幕がかかっており、「面幕(つらまく)」といわれる。
- 囃子方(シャギリ)は二階の亭に居る。
- 高欄の外側が引き出し舞台になっていて、花道の役割をする。「橋がかり」と呼ばれる。
- 前面の二本の柱を「前柱」という。上手には御弊をつけ、下手には狂言にちなんだ造り物が取り付けられる。
Ryoko Matsuba 2010年4月27日 (火) 05:29 (JST)