三日月
みかづき
画題
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解説
東洋画題綜覧
朔日から三日に至る夜の月、また陰暦で月の第三日に出る月、眉月、朏、若月などともいふ。
月立ちてたゞ三日月の眉根掻き日長く恋ひし君に逢へるかも
振りさけて若月見れば一目見し人の眉引おもほゆるかも (万葉集六)
三日月は絵画に扱はるゝこと極めて多い、作例枚挙に遑もない。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
怪士面〈あやかし〉の一種、『高砂』『養老』の如き神にも用ひ『田村』『八島』等の武将にも著け又『船弁慶』『松虫』『舟橋』等の後シテにも使ふ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
三日目の月、つき「月」の項を見よ。また能面の名、のうめん「能面」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)