蘇李訣別

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そりけつべつ


画題

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解説

画題辞典

後漢の蘇武と李陵と胡国河梁に泣いて相別るゝ図なり、蘇武の条を見るべし。

菱田春草に此図あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

後漢武帝の天漢元年、蘇武匈奴に使して、苦節十九年に及ぶ、会々漢の成紀の人で匈奴に降参した李陵あり、蘇武に謂て曰く『人生朝露の如し何ぞ自ら苦しむこと此の如き』と、李陵は衛律と共に匈奴に降つてからは、富貴な生活を送つてゐたので、蘇武に降伏を勧め衛律も頻に蘇武に説いたが蘇武は聞かず、遂に河梁に於て泣いて別れた、これを蘇李訣別といふ、菱田春草にこの作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)