針供養

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はりくよう


画題

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解説

東洋画題綜覧

毎年二月八日御事日に婦女の裁縫の業を休み、針の折れたのを集めて淡島の宮に納める習がある、針供養といふ、その由来詳でないが、支那の古俗に『社日に針線を停む然らざれば人をして聡ならしめず』と『五雑爼』に見えてゐるから、我が国でも之に倣つたことであらう、社日を八日としたことは明かでない。

風俗画として面白い画材である。

吉岡千種筆  『針供養』  第九回文展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)