「馬后」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(相違点なし)
|
2021年12月7日 (火) 20:02時点における最新版
ばこう
画題
画像(Open)
解説
東洋画題綜覧
馬后は漢の明帝の皇后、容色すぐれ、徳に厚く、よく明帝を輔佐して帝業を大成せしめまた芸術を愛することも深かつた、張彦遠の『歴代名画記』にも、『馬后は女子なるも、尚君を唐尭に戴かんことを願ひ』云々とあり、その明帝と共に画を観るの故事によく画かる、その出所は魏の曹植の『画賛序』に
蓋画者鳥書之流、昔明徳馬后美於色、厚於徳、帝用嘉之、嘗従観画、過虞舜廟、見娥皇女英、帝指之、戯后曰、恨不得如此為妃、又前見陶唐之像、后指尭日、嗟群臣百寮恨不得為君如是、帝顧而笑、故夫画所見多矣。 (唐類函巧芸条)
馬后を画いたもの、我が朝では円山応挙にその作がある。(川崎男爵家旧蔵)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)