「小野恒柯」の版間の差分

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2025年5月7日 (水) 09:00時点における最新版

おのの つねえだ


画題

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解説

前賢故実

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承和中、美濃椽、近江椽を歴任、のち太宰少貳を務めた。仁寿中、右少辨になり、播磨守に任ぜられた。自尊心が高くて、傲り高ぶることがあった。意のままに振舞い、飾り立てることがなかった。幼い頃より学問を好み、文才があった。草書と隷書が素晴らしくて、当時恒柯ほどの能筆がいなかった。恒柯の書跡は書道の手本として崇められ、彼に高い名声をもたらした。恒柯の書跡を手に入れた者は、珍重しないものはいなかった。貞観初年、從五位上にまで昇進。享年五十二歳。

(『前賢故実』)