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=総合= ==能の音響表現のリズム== <p>能の<ruby><rb>謡</rb><rp>(</rp><rt>うたい</rt><rp>)</rp></ruby>と<ruby><rb>囃子</rb><rp>(</rp><rt>はやし</rt><rp>)</rp></ruby>の演奏は、多様なリズムを有しており、音響表現の面でも、世界に類のない特徴を持っている。それらのリズムは、<ruby><rb>拍節型</rb><rp>(</rp><rt>はくせつがた</rt><rp>)</rp></ruby>と<ruby><rb>非拍節型</rb><rp>(</rp><rt>ひはくせつがた</rt><rp>)</rp></ruby>の二種に大別される。能の音楽はこの二つのリズムの組み合わせによって、またその中でさらに細分されるリズムの組み合わせによって成り立っている。</p> ==拍節型のリズム== <p>拍節型とは謡や囃子が拍の規定に則って一定のリズムで演奏されることを示す言葉で、<ruby><rb>拍子合</rb><rp>(</rp><rt>ひょうしあい</rt><rp>)</rp></ruby>などとも呼ばれる。それに対して、非拍節型は、拍に規定されることのないリズムであり、<ruby><rb>拍子不合</rb><rp>(</rp><rt>ひょうしあわず</rt><rp>)</rp></ruby>などと呼ばれる。</p> <p>拍節型リズムの謡には、さらに<ruby><rb>ノリ型</rb><rp>(</rp><rt>のりがた</rt><rp>)</rp></ruby>の違いによって、<ruby><rb>平ノリ</rb><rp>(</rp><rt>ひらのり</rt><rp>)</rp></ruby>・<ruby><rb>中ノリ</rb><rp>(</rp><rt>ちゅうのり</rt><rp>)</rp></ruby>型・<ruby><rb>大ノリ</rb><rp>(</rp><rt>おおのり</rt><rp>)</rp></ruby>型の三種に分けられる。囃子の<ruby><rb>拍子型</rb><rp>(</rp><rt>ひょうしがた</rt><rp>)</rp></ruby>は、謡のノリ型に対応させて、平ノリ型・中ノリ型の演奏を<ruby><rb>並拍子</rb><rp>(</rp><rt>なみびょうし</rt><rp>)</rp></ruby>、大ノリの演奏を<ruby><rb>ノリ拍子</rb><rp>(</rp><rt>のりびょうし</rt><rp>)</rp></ruby>と言う。並拍子は平ノリ型・中ノリ型の謡が謡われる時にだけ演奏されるものである。</p> ==非拍節型のリズム== <p>非拍節型のリズムは、謡においては、コトバ・サシノリ型・<ruby><rb>詠ノリ型</rb><rp>(</rp><rt>えいのりがた</rt><rp>)</rp></ruby>という三種にさらに分けられる。また謡がサシノリ型・詠ノリ型の場合には、囃子の演奏も非拍節型になり、それを<ruby><rb>サシ拍子</rb><rp>(</rp><rt>さしびょうし</rt><rp>)</rp></ruby>と呼ぶ。</p> <p>囃子には、ノリ拍子・サシ拍子のいずれにもあてはまらない固有の拍子型を持つものがあり、それらは便宜的に一括して<ruby><rb>特殊拍子</rb><rp>(</rp><rt>とくしゅびょうし</rt><rp>)</rp></ruby>と呼ばれている。</p> <p>拍節型リズムと非拍節型リズムは、その能の場面や詞章の内容によって使い分けられている。前者は主に現在<ruby><rb>地謡</rb><rp>(</rp><rt>じうたい</rt><rp>)</rp></ruby>が担当する箇所に多く、物語の説明的内容の部分に多い。後者は登場人物の心情吐露や、[上ゲ歌][クセ]などの拍節型の<ruby><rb>小段</rb><rp>(</rp><rt>しょうだん</rt><rp>)</rp></ruby>への導入部分に多く見られる。</p>
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