1、2ともに四代目中村芝翫の雪女郎。中出版は慶応01(1865)四月。芳年の鷺娘よりだいぶ時代が遡るが、この二枚が白い衣装の内に赤い衣装というのと、赤い衣装というので、鷺娘の「ぶっかえり」とかさなる。
3、明治23(1890)「百もの語」「雪女郎 十七」
服が白く、中に赤い布地が見える。芳年の「鷺娘」二回目の出版年より少し前。
4、国周の「市川団十郎演芸百番」「鷺娘」、出版は明治三十一年である。三回目の出版年とかさなる。