飛行三鈷

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びぎょうのさんこ


画題

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解説

東洋画題綜覧

高野山の伝説、昔弘法大師、入唐、法を伝へてこれを我が国に弘めんとし、予め霊地を邦土に卜せんが為め、所持の三鈷を東方に投げた処、その三鈷、飛んで高野山に落ち、その伝法の霊場たるた示すといふ、飛行三鈷といふは即ちこれで、三鈷とは密教にて金剛不壊の菩薩心を表示する教家所持の具で、三股となつてゐる金剛杵である。  (仏教辞林)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)