藤原房前

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ふじわらの ふささき


画題

画像(Open)


解説

前賢故実

sakBK01-0080-03_25.jpg

侍宴

聖教越千祀(釈迦の教えは千年を越え) 英声満九垠(釈迦の誉れは天下に満ちている) 無為息無事(無為が天下泰平を生み養い) 垂拱勿労塵(何もせずに自然に任せれば煩悩が無くなる) 斜暉照蘭麗(夕日に照らされている蘭は麗しく) 和風扇物新(春風を浴びているすべての物は新しくなった) 花樹開一嶺(花は嶺に満ちて咲き) 糸柳飄三春(柳の枝は春の季節で舞う) 錯繆殷湯網(殷は湯王の制定した法規が乱されて滅亡) 繽紛周池蘋(周は天に従い自然と泰平を迎えた) 鼓枻遊南浦(船を漕いで南の浦に遊び) 肆筵楽東浜(宴を設けて東の浜で楽しむ)

(『前賢故実』)