猪頭

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ちょとう


画題

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解説

画題辞典

一僧あり、猪頭を手にするの図、是れ盤山和尚の肉肆に屠児の一語を聞きて、大悟するの故事を画きしものなり、「盤山肉案」の条を見るべし、猪頭の図、よく蜆子と対幅として画かる。

梁楷筆猪頭蜆子図対幅(益田男爵所蔵)、長谷川等伯筆蜆子猪頭図襖貼付四面(京都真珠庵所蔵国宝)

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

猪頭和尚といふ、婺州沙円志蒙氏、喜んで猪頭を食ふ、よつて此の名がある。

婺州沙門志豪徐氏衣錦衣、喜食猪頭、語人災祥無不験、人呼為小舅、自号曰徐姉夫、一日坐化千三衢古祥寺、遺言吾是定光仏、至是奉真身、祈祷神聴不歇、世曰之猪頭和尚。  (仏統紀四五)

蜆子和尚と共に双幅としてよく画かる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)