木枯

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こがらし


画題

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解説

東洋画題綜覧

秋冬に吹く疾き風の名、本の葉を吹きしをり枯木のやうにするといふ意、凩は木風の合字である。

木がらしの音にて秋は過ぎにしを今も梢に絶えず吹く風     六帖

こがらしの雲吹きはらふ高嶺よりさえても月の澄みのぼるかな  千載集

など詩歌の題となり絵画にも描かる。

森月城筆   『凩の日』  第一回帝展出品

田口黄葵筆  『木枯』   昭和十一年文展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)