普賢延命菩薩

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ふげんえんめいぼさつ ーーーー 普賢菩薩又延命菩薩ともいふ、真言宋にて修する延命の祈祷、普賢延命法の本尊なり、満月童子の形の如く五佛頂の冠を戴く、右手企剛杵を執り左手召集金剛鈴契を持す。又二十臂なるものあり、鬘縧緩く帯び千葉の寶華に坐す、華下白象王あり、象三頭、鼻に猖股杵を巻き各六牙を有す、其象四足あり一大金剛輪を踏む輪下五十の群象あり、菩薩の身には寶花を放ち花外に自月輪を蓋き衆☆紀州高野山正智院所蔵一幅(国宝)京都青蓮院所蔵一幅(筆者不明)山城醍醐寺報恩院所蔵(筆者不明)山城松尾寺所蔵一幅(筆者不明)藤原時代各何れも国宝に指定されたるものなり、尚「普賢菩薩」の条を参照すべし。 (『画題辞典』斎藤隆三)


画題

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解説

画題辞典

ふげんえんめいぼさつ ーーーー 普賢菩薩又延命菩薩ともいふ、真言宋にて修する延命の祈祷、普賢延命法の本尊なり、満月童子の形の如く五佛頂の冠を戴く、右手企剛杵を執り左手召集金剛鈴契を持す。又二十臂なるものあり、鬘縧緩く帯び千葉の寶華に坐す、華下白象王あり、象三頭、鼻に猖股杵を巻き各六牙を有す、其象四足あり一大金剛輪を踏む輪下五十の群象あり、菩薩の身には寶花を放ち花外に自月輪を蓋き衆☆紀州高野山正智院所蔵一幅(国宝)京都青蓮院所蔵一幅(筆者不明)山城醍醐寺報恩院所蔵(筆者不明)山城松尾寺所蔵一幅(筆者不明)藤原時代各何れも国宝に指定されたるものなり、尚「普賢菩薩」の条を参照すべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

普賢菩薩のこと、延命の徳を具備するを以て延命といふ、真言宗で修する延命の祈祷、普賢延命法の本尊である、頭に五仏頂の冠を戴き、右手に金剛杵、左手に召集金剛鈴契を持す、又二十臂なるものあり、千葉の宝華に座し、華下に白象王あり、象三頭鼻に猖股杵を巻き各六牙を有す、四足以て一大金剛輪を踏む輪下更に五十余の群象あり、菩薩の身には宝華を放ち、花外には白月輪を描く。これを描くもの左の諸点があり、何れも国宝である。

紀川高野山正智院蔵

京都粟田口青蓮院蔵

山城醍醐寺報恩院蔵

山城松尾寺蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)