星月夜
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ほしづきよ
画題
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解説
東洋画題綜覧
相州鎌倉の名所、いま坂の下という処である、井戸は切通の路傍にある。『新誌』にいふ。
星月夜井は極楽寺の切通へ上る坂の下に在り、里老いふ、昔此井の中に星の影見えし故に名づく、後世菜刀を井へ落したるより其影見えず、傍に星井寺虚空蔵堂あり、其縁起に、天平中に、此井光あり、里民不思議に思ひ、是を見れば、井の辺に虚空蔵の像現じ玉へりとあり、後堀河百首、常陸が歌
われひとり鎌倉山を越えゆけば星月夜こそうれしかりけれ
此の『星月夜井』を画いた作
菊池華秋筆 『伝説星月夜』 第十回帝展出品
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)