さんしせいらん
「しょうしょうはっけい」(瀟湘八景)を見るべし。
単に本図として伝わるもの、松平伯爵家に宋僧玉礀の筆あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
瀟湘八景の一で洞庭湖に近い長沙附近の景といふ、玉澗の作最も有名で、略して『市の絵』と称せられ左の讃がある。
雨施雲脚剣長沙、隠々残虹帯晩霞、最好市橋官柳外、酒旗揺曳客思家。
単独の作もある、
尚、しょうしょうはっけい「瀟湘八景」の項参照。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)