「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」

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総合

5段構成の人形浄瑠璃。明和8年(1771)1月28日、大阪竹田新松座(竹本座)初演。

藤原鎌足の蘇我入鹿討伐の物語を骨子とし、謡曲「三輪」「采女」「海人」、幸若舞曲「入鹿」「大織冠」、浄瑠璃『天智天皇』『南部十三鐘』『入鹿大臣皇都諍(みさとあらそい)』『役行者大峰桜』『天智天皇苅穂庵』などの先行作をふまえ、大職冠伝説、神鹿殺しにまつわる石子詰の話など、主として大和地方の伝説を各段に配して脚色。


〔引用〕日本古典文学大辞典 第1巻(岩波書店 1983.10)