『三朝小唄』製作現場の三朝町調査
鳥取県三朝町に所蔵されていた『三朝小唄』(1929年、マキノ御室、人見吉之助監督)の可燃性フィルムは、ロケ地の歓待ぶりに感激したマキノ映画が、そのお礼として上映プリントを三朝町へ贈呈したという、極めてユニークな逸話を持つ貴重なフィルムですが、三朝町にとっては、昭和初期の地域を鮮明に記録した唯一の動画映像でもあります。 このプリントを通して、当時の日本における近代化に伴った地域アイデンティティと映画文化の関連性を検証し、映画文化の多様性を明らかにすべく、ロケ地となった三朝町における映画『三朝小唄』の影響を調査しています。
○第一次三朝町調査 2004年9月9-11日 ・1929年のロケ撮影時の村民(当時は三朝村)だった人々へのインタビュー ・『三朝小唄』のロケ場所調査(2004年9月12日作成版) 調査地 三徳川周辺 三朝温泉本通り 三朝神社 三徳山三仏寺 打吹公園
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