阿保親王
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あぼしんのう
画題
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解説
前賢故実
平城天皇の長男。大同四年、皇位を嵯峨天皇に譲った平城天皇は平城宮へ移った。弘仁元年、上皇は邪悪な者に惑わされて、重祚しようとしていた。親王は上皇の企てに加わっていなかったが、連座して太宰員外帥に左遷された。天長初年、嵯峨天皇の恩赦により入京を許された。後に、治部卿、兵部卿、弾正尹、上野太守、上総太守を歴任した。謙遜する性格で、文武とも才能があり、強い体力を持ち、弦楽器を弾きながら歌うことに長けていた。承和九年薨去、享年五十一歳。
(『前賢故実』)