鈴鹿関
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すずかのせき
画題
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解説
東洋画題綜覧
奈良朝の初に、今の伊勢国鈴鹿郡関町辺に置かれた関、鈴鹿山道の固めのために設けられたるもので、上古の鈴鹿山道といふのは今の加太越の山隘である、壬申の乱に鈴鹿山道を塞ぐと云うたのも此所である、奈良朝時代には此関を置いて愛発、不破と共に三関の一と称せられたが平安朝には殆んど廃止されたやうである、今昔物語に鬼の出ると書かれてゐるのはこのあたりであらうといふ。
絵巻などに間々それらしく画かれたものがある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)