とうさんじょう
光明皇后の御事、皇后は藤原朝臣不比等の第三女に在し、御母は犬養宿祢三千代と申されたので、皇后は自ら署して藤三娘と云ひ給ふ、御直筆の『楽毅論』巻末にその御署名がある。」 此の画題を以て画かれたものに、福田恵一筆『藤三娘』(第十三回帝展出品)がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
こうみょうこうごう「光明皇后」の御幼名、その項を見よ。